乾式クラッチのアウターバスケットを処理すると、段付き磨耗に対してどの程度強くなるのでしょうか? |
アフターマーケットでよく見かけるバスケットと同様の効果を狙って処理いたします。レース等で使用しておりますが、寿命がかなり延びるようです。条件によってライフサイクルは異なりますので、どの程度延びるかは不明です。表面硬度自体は、約1.5倍程度向上します。 |
ホンダのモトクロッサーCRF450Rを購入し、スーパーモタード車両の作成を考えているのですが、CRFにおいてミッションの破損が相次いでいるのですが、WPCとハイパーモリショットによって歯飛びなどの予防効果は期待できるものでしょうか? |
CRFは軽量化している関係で食いつきの良いタイヤを履いたモタードでの使用となると、かなりギアの耐久性に問題があると思われます。 良く負担のかかるギアのみを処理される場合がありますが、処理されたギア以外のギアが破損を繰り返し、いたちゴッコになるケースが見受けられるので、負担の大きい1,2,3速は必ず処理されたほうが良いかと思います。強化とシフトフィーリングの向上が計れます。 |
インナーチューブにチタンコーティングを施してありますが処理できますか? |
一般的にチタン(TiN)コーティングの上からWPC処理するとマイクロディンプルの作用により、摺動性が向上します。しかし、コーティングの密着度が悪いものも多くWPCによりコーティングの剥離が出る事ありますので、特別な場合を除いて処理をお断りしています。 ちなみに一般的なテフロンコーティング、二硫化モリブデンコーティング等は軟質なコーティングですので、WPC処理時に除去します。 一方、ハードクロームメッキ等の硬質なコーティングは除去せずにその上からWPC処理を施しています。 |
具体的にフロントフォークの、どのパーツへ加工していただけるのでしょうか? |
価格表などに記載しているのはインナーチューブへの施工です。WPC処理することにより、初期作動が大変良くなります。ハイパーモリショットも出来ますが、色ムラがでますので、あまりオススメできません。WPCで充分効果が得られます。 作動が良くなる事の他に、表面硬度があがる事により、跳ね石などに強くなります。 アウターチューブは、形状によって処理できないモノもありますので、現物を拝見して判断させていください。また、ブッシングカラーが2種類内蔵されていると思われますが、これに処理する事でさらに、動きを良くすることができます。こちらはハイパーモリショットをオススメしています。 |
ドカテイ900SSのアルミシリンダ−でニカジルメッキされた物は WPC処理できるのでしょうか? |
メッキシリンダーは近年、ポルシェを初め、非常に多く依頼を受けるようになりました。WPC処理にて、シリンダーの耐久性、オイル保持のメリットがあります。 |
NSR250Rはニジカルメッキシリンダーですのでメッキの表面にWPC加工を施すことによってメッキの性能が劣化したりするような事は無いのでしょうか?メッキが剥がれたりしてしまわないか、心配です。 |
NSRのシリンダーは非常に依頼が多いですね。 シリンダーがニカジルメッキの場合,WPC処理の効果が充分発揮できます。(硬度があるので、処理しやすいのです。) 通常の鋳造スリーブですと、処理時にあまり強く圧力を加えると表面がささくれてしまい、本来より弱い圧力での処理となってしまいます。 その点、ニカジルはツキも良く、硬度があるので、充分な処理が行なえ、ディンプルが綺麗につくので、効果が最大限発揮できます。 その理由から、ピストン自重によって負担の大きいポルシェの水平対抗エンジンのシリンダーには無くてはならない処理となっています。 排気ポートも同時に処理されると良いと思います。また排気バルブのカーボン付着が凄いと思いますので、処理するとカーボンの付着が少なくなるのと動きが非常に良くなります。 |
シリンダーやヘッドにデトネーション加工された物にWPC処理は、可能でしょうか? |
リン青銅のリングを打ち込んだデトリン加工だと思いますが、問題なく処理できます。 但し、打ち込むときに削った部分、特に端部のメッキの剥離が無いかどうか心配です。切削により、メッキが一部浮いた状態でWPC処理をすると、その部分のメッキが剥離する可能性があります。メッキの剥離がご不安であれば、ハイパーモリショットをお勧めします。 ヘッドは、2ストの場合はカーボンの除去(美装目的)や、熱変形対策で処理します。 |
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